Books2
LastUpdated 2007/05/13
2007/04:邪魅の雫/京極夏彦/講談社ノベルズ
2007/03:星への旅/ 吉村昭 / 新潮文庫
2007/02:陰摩羅鬼の瑕(上・中・下)/京極夏彦/講談文庫
2006/06:ネフィリム / 小林泰三 / 角川書店
2006/04:脳髄工場 / 小林泰三 / 角川ホラー文庫
2006/04:獣の夢 / 中井拓志 / 角川ホラー文庫
2005/03/22:嗤う伊右衛門/京極夏彦/角川文庫
2005/02/27:まほろばの疾風/熊谷達也/集英社文庫
2005/01/29:今昔続百鬼 - 雲/京極夏彦/講談社ノベルズ
2004/12/11:百鬼夜行 - 陰/京極夏彦/講談社文庫
2004/11/20:百器徒然袋 -風/京極夏彦/講談社ノベルズ
2004/10/27:百器徒然袋 -雨/京極夏彦/講談社ノベルズ
2004/10/17:大図解九龍城/九龍城探検隊/岩波書店
B4版の大きな絵本。約40ページで3000円強とちょっと高いのだが、住民立ち退き後の調査結果から起こされた巨大パノラマ断面図が圧巻。本当に細かく 書き込まれていて、見入ってしまいます。(その他のページはほんの15分もあれば読み終わってしまいますけど)
#クーロンズ・ゲートのサントラと一緒に買ってしまいました
2004/10/17:九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness-/ グレッグ・ジラード (写真), イアン・ランボット (写真), 吉田 一郎, 尾原 美保/イースト・プレス
九龍城の参考文献としてバイブル的な存在だったが、最近翻訳された。解体される前、住民の生活の様子やインタビューが豊富なカラー写真とともに紹介されて いる貴重な一冊。
2004/10/11:アンチ・ハウス/森博嗣+阿竹克人/中央公論新社
最近、ガレージ作ろうと思っている私には全然参考にならなかったのだが、母屋(南向きに窓が無い)のつくりはマネしたくなったかも。直射日光の差し込まな い暗い部屋がいいなぁ。
2004/08/01:ガラスのハンマー/貴志祐介/角川書店
ずいぶんと前作から間が空いたので期待していたのだが、いまひとつ普通の面白さ(この辺のジャンルは真保祐一に任せておきましょうよ)。"クリムゾンの迷 宮"や"天使の囀り"あたりが好きなのだが。
2004/07/10:アリス Alice in the right hemisphere / 中井拓志 / 角川ホラー文庫
これから盛り上がりそうな良いところで終わってしまった。でも、中井氏の小説は、登場人物のキャラが独特で良いです。
2004/05/31:アホでマヌケなアメリカ白人 / マイケル・ムーア / 柏書房
翻訳が今いちなのか、くどくて疲れた。TVシリーズの方は、リポータが大真面目なところがです。
2004/04/03:タッシリ・ナジェール 遺跡との対話2 / 森本哲郎 / 平凡社カラー新書
2004/04/03:イースター島 遺跡との対話 / 森本哲郎 / 平凡社カラー新書
70年代の遺跡訪問記(エッセーに近い)。子供の頃、今は他界した祖父の家でイースター島の本を眺めたおぼろげな記憶があり、彼岸の墓参りで立ち寄った折 に本棚を探させてもらって発見。遺跡についても面白いのだが、森本氏が訪問した当時の交通事情や滞在先の様子などが興味深い。
2004/01/12:塗仏の宴 / 京極夏彦/講談社文庫
出だしからいきなり急上昇して盛り上がる。榎津探偵がひたすらカッコ良く、関口氏は今までに増して、とてもとても悲惨なことになっちゃってます(こんな目 に会って、次作以降、再起できるのか?)。
2003/10/27:目を擦る女 / 小林泰三 / ハヤカワ文庫
短編集。「脳食い」が、あまりにそのまんまでストレートな襲い方をしてくる強烈なキャラだ(こわ〜)。でも、ちょっとファンタジー?な結末...
2003/08/23:バーサーカー 星のオルフェ / フレッド・セイバーヘーゲン / ハヤカワ文庫
短編集。バーサーカー・シリーズは、ハズれ無しに面白い。独特のセンスだなぁ。似た雰囲気の作品を他に知りません。けっこう入手困難なものもあるようです が、お試しあれ。
2003/06/28:プレイ -獲物 - / マイクル・クライトン / 早川書房
あぁ、とうとうクライトン節にも慣れきってしまって、あんまり入りこめなくない....もう、なんか主人公の行動が絵に描いたようで、ハナについてしまう ようになってしまいました。うーむ。
2003/03/15:マイクロソフト・シンドローム/外崎 則夫・梅津 信幸/オーエス出版社
ちょっと懐かしい内容だけど、笑えます。両氏のWebサイトでも加筆前の文章なら読めます。個人的には梅津パートのファンです。
2003/02/01:アメリカン・サイコ/ブリット・イーストン・エリス/角川文庫
映画を先に見ていたのだが、原作の方が主人公が壊れていて後半のスプラッタ度が高め。ブランドや音楽に関するうんちくも延々と続けられている。この、うん ちくが語られる部分を、ほとんど飛ばして読みたくなるのだが、がまんして読んだ方が、サイコっぷりが高まるようになっている。
#それにしても、主人公といい、その友人らといい、仕事しないやつらだな(^^;)
2002/12/25:絡新婦の理/京極夏彦/講談社文庫
また、ずいぶんと話を絡ませてくれたなぁ。確かにいつも通り、最期に全てが繋がるわけだが、今回はちょっと、一連の事件はナゼ起こされる必要があったの か、キョトンとしてしまった。
2002/11/06:日本以外全部沈没/筒井康隆/徳間文庫
自薦短編集3,[パロディ篇」だそうな。元ネタがはっきりあるわけじゃなくて、一般に持たれがちなイメージそのものをパロった作品が多いのだが、ちょっと 自分には合わず。ひらがなジャズ化している「バブリング創世記」なんて、20ページだけど、絶対途中で挫折した読者の方が多い気がするなぁ(音読すんの か?)。唯一「読者罵倒」の"出だし"には笑ってしまった。>こら。読みさらせこの脳なしの能なしの悩なしめ。手前だ。
に始まり、以下、(面白いだのつまらないだの書いている私のような)読者に向けた罵詈雑言が延々と続きます。(^_^;)
2002/07/13:キヤノン特許部隊/丸島儀一/光文社新書
キヤノンという会社の特許戦略が(色々な意味で?)すごいのは有名だが、その基盤を作りあげた丸島氏のコメントをまとめた取材記である。うーむ、参考なる なぁ、よくこんなの本にしたなぁ。国の政策や大学のあり方まで踏み込んでいるあたり、考えていることのスケールが違います。それに比べると....(以下 自粛)
2002/07/07:やっとかめ探偵団とゴミ袋の死体/清水義範/祥伝社文庫
さらにもう一冊やっとかめシリーズの最新作かな?これは。前2作にくらべて、コンパクトにまとまった書き下ろし作品である。今度はナンと!探偵団の一員が ばらばら死体の一部を、町内のごみ集積場で発見してしまうという、ハデな事件が冒頭から発生する。お約束の展開で、主人公、松尾ばあさんの名推理で見事解 決するわけだが、スーパーおばばぶりはさらにパワーアップして、Webアクセスなんかもこなしちゃうのだ。またしても、さりげなくゴモ処理問題なんかが、盛り込まれているわけだが、説教くささを感じさせないところが、うまいなぁ。
2002/07/06:やっとかめ探偵団危うし/清水義範/光文社文庫
というわけで読んでみた2作目。またしても、殺人事件に遭遇するやっとかめ探偵団。事件の舞台は、最近ありがちな健康センターという設定だ。本作でも、根 底には現代の老人社会における、さびしい一面などという重いテーマが盛り込まれているのだが、いきいきとした探偵団の面々のおかげで、全体的に暗くなって いない。
2002/06/22:やっとかめ探偵団/清水義範/光文社文庫
名古屋弁ばりばりの町のおばあちゃんたちが主役という、異色の探偵もの?主人公の駄菓子屋を営むまつ尾ばぁさんが頭の切れるスーパーキャラで、見事事件を 解決に導いてしまった。なかなか読んでいて痛快である。出だしは、名古屋弁の台詞が読みづらいなぁ、と思ったが、すぐに違和感がなくなってしまった。語り 手が清水氏本人っぽい設定になっていて、さりげなく、いろいろと名古屋文化について解説してくれたり、となかなか楽しめました。何作かシリーズ化している模様。他の作品も読んでみたくなる。
2002/06/09:その後のシンデレラ/清水義範/光文社文庫
短編集だが、タイトル作の「その後のシンデレラ」はなかなかブラックだ。海外童話の数々も、エンディング以降の展開をありがちな運びで続けてしまうと、な かなかハッピーエンドのまま終わることができないのであった。子供にそのまま続きとして聞かせてはいけない(^_^;
2002/04/21:闇の奥/コンラッド/岩波文庫
映画「地獄の黙示録」の原典となった小説であり、映画の脚本とだぶる描写がそこ此処に見受けられた。舞台はベトナムではなくて、暗黒大陸アフリカである。 どちらの作品も、カリスマ的にあがめられることによって、原住民を従えてジャングルの一角に君臨する、カーツ(闇の奥ではクルツ)という人物が登場する。 物語はカーツを探しもとめて、主人公らが川を船で遡っていくという展開だ。この小説で描かれている年代は古く、原作は1800年代と、まだまだアフリカな どは未開の地であった時代である。闇の奥、とは人間の心の闇を示してつけられた邦題であるが、人間の偽善をテーマとした「地獄の黙示録」と対比しながら読 んでも面白い。また、何より当時のアフリカの様子(かなり脚色もあるのかもしれないが)にわくわくさせられた。ただし、文体は非常に読みづらいので、気合 が必要だ。原作者はポーランド人で、なかなか独特の英語文体だったようだ(訳者あとがきにて)。ちなみに原題は"HEART OF DARKNESS"。地獄の黙示録のメイキング映画のタイトルになっている。
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