'97/06/22 宮城県蒲生干潟

私の住んでいる場所から、車で30分たらずの仙台市の蒲生干潟です。宮城県内 では割とメジャーな探鳥地なので、ガイド本などでアクセスやコースの情報は入 手できると思います。岩手で学生だった頃、車で何時間もかけて来ていたのに比 べれば楽ちんなのに、出不精ですっかりシギチドリの季節が終わってからやっと 出かけたのでした。双眼鏡とデジカメだけ持っていったので、看板の鳥しか出て きません。(^_^)





朝4:30頃、日の出の干潟180度パンのDS10のつぎはぎ画像。右隅のあたりから 、導流堤の工事で昼間は工事車両が入る旨注意の看板が出ていた。
時間が超早いと車もまばらだが、休日は朝から釣りとサーフィンの車が多くて 駐車が難しいこともあるので注意が必要。
スタートはやっぱり入り口近くの日和山。カモやシギチの季節はここから干潟 をプロミナで見渡している時間が多くなる。上の写真も日和山から見た景色。( 東?)日本一低い山...とは確か国土地理院の地図にちゃんと載っているというこ とだったような。標高6mでもちゃんと山開きをしているのであった。私は年に何 回登頂しているのだろうか。(鳥見1回で4-5回くらい登るかな?)
日和山に昔からある観察ステーションの案内版
満潮なので海方面へ進めず、干潟と反対側の養魚場方面へ向かう。アシ原では オオヨシキリとコヨシキリがにぎやかで、目の前でさえずっている姿を見せてく れる。双眼鏡なしでもよさそうなくらいで、しばし見とれてしまった。
アシ原。写らないと思いつつもてっぺんでさえずっていたコヨシキリにカメラ を向けてしまった1枚。やっぱりどこにいるのかわからなくなってしまった。帰 り道では、望遠レンズを構えたおじさんがいて、どアップで撮りまくっていた。何年か前ここで撮ったコヨシキリ

養魚場わきを歩いていく。残念なことに、私が仙台に来てまもなく養魚池の半 分くらいが埋め立てられてしまったが、埋め立て跡は、未だ手つかずの状態で湿 地みたいになっている。(台風通過直後だからかも)これはこれでずーっとそのま まだったらいい環境になるのかもしれないのだか...この日も茂った葉に囲まれ た水たまりでカルガモがのんびりと休んでいた。
それにしても、埋めちゃってどうするのだろう? やっぱり住宅地かなぁ...
埋められた池の跡 残っている池

さらに進むと、ものすごい蚊柱がいたるところに! 息もできないほどなので、 カイツブリやバンやサギを横目にダッシュで走り抜けなければならなかった。途 中からやたらとカニが出没しはじめる。しまいには地面全体がガサゴソと蠢く錯 覚にとらわれるほどの密度のカニ、カニ、カニでちょっと恐かったかも...(^_^;

はじめに遭遇したカニさん。このあたりはまだ余裕で観察していたが...


養魚池を過ぎてから、砂浜方面へ続く道は草が密集していて進むのが大変な状 態になっていた。クモの巣やらカニやらにはばまれて、海に出るころにはいつの まにか汗と朝露でびしょぬれになってしまっていた。

浜に出るところにある看板。以前は4WBが入り込んで鳥の繁殖地を荒らしてし まうことが問題になっていたが、今は柵もできて車が入れる雰囲気ではなくなっ たように思う。よかったよかった(^_^)



砂浜へ出る。冬はカンムリカイツブリなど
を波間に見ることができる。

干潟と砂浜の間の草地。流木によくトビや
ミサゴが休んでいる。点のように写っているのはトビ。

草地はハマナスなどがちょうど花盛りの時期だった。今日は鳥見もあったが別 の目的もあってこの花の咲く場所に来たのだが、その辺のことはここ に書いてます。

さて、帰りは導流堤経由で楽かと思っていたら、まだ潮がひいておらず、泣く 泣くカニさん達の待ち受ける、うっそうとした来た道を帰ったのでした。(で、 またずぶねれになってしまった...(^^;)
蒲生はもちろん干潮時間に来て、ぐるっと一周するのがお勧めコース!

1時間半ほどの早朝散歩といった感じで良かったのだか、帰宅してまた寝てし まった。せっかく早起きしたのにしょうがないですねぇ..(^_^;

おしまい。